事件報道で「バールのようなもの」という表現を聞くことがあります。 どうして、「バール」と言わずに「バールのようなもの」と言うのでしょうか。 おそらく2つの意味があると思います。 まず、1つは、例えば自動販売機がこじ開けられて金銭が盗まれた事件で、何かでこじ開けた形跡はあるが、その道具が犯行現場に残っていない場合があります。...
今回は「法律を知らなかった」は通用しない、というお話です。 日本は、もちろん法治国家です。法治国家では「国民は法律を知っていなければならない」というのが古代ローマ時代から続く大原則です。 例えば、人の物を盗むと窃盗罪で罰せられます。...
殺人事件の報道で「死体遺棄の容疑で逮捕しました」という話をよく耳にします。 例えば、犯行現場が容疑者の自宅で、被害者の遺体が近くの雑木林で発見されたとします。 そうすると、おそらく犯人は「殺人」と「死体遺棄」の両方の罪を犯していると考えられます。...
最近、夫婦別姓の問題や、同性婚の問題などがよく話題に上ります。 こういう問題を議論する際に外せないのが戸籍の問題です。 そもそも戸籍はいつからあるのでしょうか。 日本で全国的な戸籍が初めて作られたのは670年と言われています。 徴兵や租税の管理が目的だったと言われています。...
「裁判は時間がかかる」とよく言われますが、どうして裁判は時間がかかるのでしょうか。民事裁判を念頭に置いて説明します。 まず、裁判を起こそうと思えば、通常、弁護士に依頼をして「訴状」を作成して裁判所に提出します。 この「訴状」というのは、「何を訴えるのか」という一番重要な書面です。...
弁護士を付けずに裁判はできるのでしょうか。 まず、日本の裁判は大きく分けて刑事裁判と民事裁判があります。...
今回は,民事訴訟の請求額について書きたいと思います。 よく,ニュースなどで,「○○円を請求した裁判で○○円の支払いを命じる判決が出ました」というのを見かけませんか。 だいたい,請求額よりも判決の金額のほうが低いですよね。 請求額は何を基準に決めているのでしょうか。 実は,請求額は,一応の理由があれば幾らでもオーケーです。...
先日(3月10日),ふるさと納税に関連した裁判で泉佐野市が国に勝訴したという判決があり,ニュースになりました。 ふるさと納税制度は2008年から開始したのですが,各自治体で,年々,返戻品が豪華になっていきました。 そのため,国は,あまりにも豪華な物や自治体の産業と関係のない物は返礼品にしないように呼びかけを続けました。...
昨年末(12月21日),東京地裁で,インターネットの海賊版サイト「漫画村」に掲載する広告を募った代理店に対して損害賠償を命じる判決がありました。 「漫画村」の運営者は,昨年,刑事事件で実刑判決になりましたが(令和3年6月2日),今回は民事訴訟です。...
昨年の夏,高知県の公立小学校で,プールの水を止め忘れたことにより250万円ほど水道料金が増えたという事件(事故?)がありました。 この件で,水を止め忘れた教師に水道代を請求するというニュースがありました。 報道によると,高知市は増えた水道料金の半分程度の132万円を現場の教師たちに請求すると決めたそうです。...

さらに表示する