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加古川刑務所見学

8月29日、兵庫県弁護士会人権擁護委員会主催の加古川刑務所見学に行ってきました。

 

JR加古川駅からタクシーで5分、広大な敷地の刑務所に到着。

 

総務部長から1時間程度の説明の後、構内を1時間程度かけて見学しました。

 

加古川刑務所は、「A級」受刑者という犯罪傾向の進んでいない受刑者を収容しています(後に述べる女子は別です)。

 

加古川刑務所の特徴は、「交通区」と言って、交通事犯の受刑者を一区画区切って収容している点です。「交通刑務所」などとも呼ばれています(正式名称ではありませんが)。

交通区では、「開放的処遇」と言って、居室や工場に施錠をせず、面会は職員の立会なしで実施するなど、一般の刑務所より管理が緩やかで、受刑者の自主性を重視しています。

 

また、2012年3月より、女子収容区で女子受刑者の収容を開始しました。当然、男子受刑者とは完全に隔離されています。女子受刑者は、男子のように犯罪傾向による区別はありません。

 

現在、刑務所では高齢化が進んでいること(全国的な傾向だそうです)が大きな問題だとのことでした(高齢者対策として手すりを設置している箇所もありました)。

また、小泉構造改革をきっかけにPFI事業を導入して運営の一部を民間委託するなど、経営合理化の工夫もしているそうです。

 

全体に敷地が広く、職員が自転車で移動していたのが印象的でした。 

JR加古川駅から車で5分
JR加古川駅から車で5分
施設の写真撮影の許可が出なかったので「しおり」です
施設の写真撮影の許可が出なかったので「しおり」です