医療問題Q&A


Q  足を骨折して手術を受けたのですが、長期間経過しても足の腫れが引きません。これって、医療過誤なのでしょうか。

 

A  医療過誤と言えるかどうかは容易には判断できません。事実経過を詳しく知る必要があります。また、カルテなどの医療記録を入手しなければ治療経過を詳細を把握することができません。

 

 

 

Q  カルテなどの医療記録はどうやれば手に入るのですか。

 

A  個人情報保護法により、原則として病院にはカルテなどの医療記録を開示する義務があります。近年では病院は開示に応じることが多くなっています。

 また、医療機関によるカルテの改ざんなどが心配な場合には、裁判所の命令でカルテなどの写しを取る「証拠保全」という手続があります。 

 

 

 

Q  入院していた母が死亡しました。病院側に問題があったようで、病院側はミスを認めて謝罪しています。間違いなく医療過誤だと思うのですが、損害賠償請求できますか。

 

A  それだけでは確実な医療過誤とは言えません。

 まず、「ミスを認めて」いるというのは、何らかのミスがあることは自認しているのですが、直ちに法的な過失かどうかは断定できません。

 「謝罪」についても道義的責任の表明に過ぎない場合がありますので、裁判になれば法的な過失責任を争うこともあります。

 また、法的な意味での過失があった場合でも、過失行為と死亡との間に法的因果関係がなければ損害賠償を請求することはできません。

 後に裁判になったときに、「過失」とは無関係の理由で(例えば元々の病気が悪化したため)死亡したとの主張がなされることがあります。

 このように医療過誤かどうかは容易に判断がつかないことが多いので、じっくりと検討していく必要があります。

 

 

 

 

「マイベストプロ神戸」の取材を受けました。

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